docomoから新料金プランの”アハモ(ahamo)”が発表されました。
月額2,980円で20GB+5分間通話無料という、
今までのdocomoからは考えられない、破格のプランです。
さらに、楽天モバイルも月額2,980円でデータ通信無制限+通話無料ということで、
「両方同じに見えて、どっちがいいのかわからないよ~」
という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、docomoのアハモ(ahamo)と、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT V、どちらがお得なのか解説しようと思います。
結論を先に言うと、両方使う!です。
「どっちかに決めてくれ~」という声も聞こえそうですが、
両方のいいとこどりをしたほうが、一番得をすることになるので、その理由を解説します。
この記事でわかること
- なぜahamoからさらに楽天モバイルに乗り換えたほうがいいのか
- ahamoと楽天モバイルのメリット、デメリット
目次
ahamo→楽天モバイルの乗り換えが1番最適です

他の携帯会社から乗り換えるときは、最初にahamoに乗り換え、その後楽天モバイルに乗り換えるのが1番安心でおすすめです。
その理由は次のとおりです。
理由
- 楽天モバイルは基地局が少ないので、圏外になってしまう可能性がある→最初はahamo
- 楽天モバイルの基地局が整備されたら、ahamoから楽天モバイルに乗り換える→楽天モバイルを家のWifi代わりにできる
2020年12月現在、楽天モバイルは基地局が少ないので、圏外になってしまう可能性があります。
docomoのネットワークを利用するahamoなら圏外になってしまうことはほとんどありません。
まずは、ahamoにするのがいいです。
その後、楽天モバイルの基地局整備が進み、圏外になることが無くなったら、楽天モバイルに乗り換えるのがおすすめです。
なぜなら、データ通信無制限だからです。
データ通信無制限なら、家のWifi(光回線)代わりとしても利用することができます。
光回線だと月額4,000円~6,000円ほどかかっているのではないでしょうか。
月額2,980円で家のWifiとしても使えるのであれば、ネット料金をかなり節約できます。
仮に家の光回線を維持するにしても、楽天ひかりと楽天モバイルを利用すると、
セットで安くなるので、どちらにせよ楽天モバイルに乗り換えるのがおすすめです。
ahamoは今のところ光回線との割引などは無いので、家のWifi代わりまではできそうにないです。
ahamo(アハモ)って何?
そもそもahamoって何?という方に説明すると、
引用:docomo
ahamo(アハモ)は2020年12月3日にdocomoが発表した新料金プランの事です。
2021年3月にサービス開始予定で、
月額2,980円でデータ通信20GB,5分間通話無料など、今までにない料金プランで注目を集めています。
docomoの料金プラン"ギガホ"だと月額7,000円もかかっていましたので、みんなびっくりしているんですね。
さらにこんなに安いのに、docomoなど大手キャリアの定番、2年縛りと呼ばれる定期契約もなし。
当然、解約違約金もなく、ユーザーがほとんど無駄な費用を負担しない料金プランになっています。
ahamoと楽天モバイルを比較
続いて、同じ月額2,980円の「Rakuten UN-LIMIT V」と比較してみました。
違いがあるのはデータ容量、店舗の有無、海外での通信容量の3つです。
プラン名 | ahamo(アハモ) | Rakuten UN-LIMIT V |
サービス開始時期 | 2021年3月 | 提供中 |
料金 | 2,980円 | 2,980円 |
事務手数料,MNP手数料 | なし | なし |
通信 | 4G+5G(4Gの人口カバー率99%) | 4G+5G(4Gの人口カバー率63.1%) |
データ容量 | 20GB | 無制限(楽天回線),5GB(パートナー回線) |
速度制限 | 1Mbps | 1Mbps |
通話 | 5分以内の通話無料 | 「Link」アプリ利用で無料 |
海外での通信 | 20GB | 2GB |
利用できる端末 | 利用できない端末もある?(予想) | 利用できない端末もある |
データ通信の節約モード | なし | あり |
店舗での契約やサポート | なし | あり |
法人契約 | できない | できない |
ahamoと楽天モバイル。メリット、デメリットは?

ahamoのメリット
ahamoのメリットを具体的に見ていきましょう。
docomoのネットワークで4G,5Gが20GB使える
ahamoはdocomoの通信ネットワークを利用するので、通信品質が非常に高いです。
すでにdocomo4G(LTE)の人口カバー率は99%で、日本中ほとんどの場所で通信が出来ます。
5Gのエリアも比較的早く整備されるので、快適にインターネットを利用できます。
海外ローミングも20GBまで使える
ahamoは海外82の国と地域で月間20GBまで、追加料金を支払うことなく、通信を利用することが出来ます。
海外ローミングを利用できる国
アイルランド,アゾレス諸島,アメリカ,アラスカ,アンドラ,イギリス,イスラエル,イタリア・バチカン,インド,インドネシア,エクアドル,エジプト,エストニア,オーストラリア,オーストリア,オマーン,オランダ,カタール,カナダ,カナリア諸島,韓国,カンボジア,キプロス,ギリシャ,グアム,クロアチア,サイパン,サウジアラビア,サンマリノ,シンガポール,スイス,スウェーデン,スペイン,スペイン領北アフリカ,スロバキア,タイ,台湾,チェコ,中国,チリ,デンマーク,ドイツ,トルコ,ナウル,ニュージーランド,ノルウェー,米領バージン諸島,バチカン,アメリカ(ハワイ),ハンガリー,バングラデシュ,フィジー,フィリピン,フィンランド,プエルトリコ,ブラジル,フランス,ブルガリア,ブルネイ,ベトナム,ペルー,ベルギー,ポーランド,ポルトガル,香港,マカオ,マディラ諸島,マレーシア,南アフリカ,ミャンマー,メキシコ,モナコ,モロッコ,ヨルダン,ラオス,ラトビア,リトアニア,リヒテンシュタイン,ルーマニア,ルクセンブルク,レソト,ロシア
海外でスマホを利用するときは、現地でsimを調達したり、
モバイルWifiルーターをレンタルしたり、面倒ですよね。
その手間が無くなって、20GBもデータ通信が使えるのはほんとに便利です。
ahamoのデメリット
いいところしかないんじゃない?と思うアハモですが、デメリットもあるので解説します。
androidスマホはau,softbankからの乗り換えで使えない可能性がある
auやsoftbankからahamoに乗り換えたいなと思う方もいると思いますが、
au,softbankで購入したandroidスマホは、バンド(周波数帯)が対応していない場合、
利用できない可能性があります。
まだahamoで利用できる端末が発表されていないので、憶測になってしまいますが、
公式発表でしっかり確認する必要がありそうです。
ちなみにiPhoneはどこで購入してもiPhoneの対応しているバンド(周波数帯)は変わらないので、利用できる可能性が高そうです。
節約モードがない
20GBのデータ容量がありますが、Youtubeで高画質で動画を見続けているとさすがにギガ数が不安になりますよね。
楽天モバイルにはパートナー回線接続時にデータ容量を節約できる節約モードがあります。
節約モードにしている時は、速度が1Mbpsに制限されますが、データ容量は減らないので、
Youtubeで音楽を流しておきたい時などに重宝するのですが、
ahamoは節約モードが無いので、Youtubeで動画を見まくっていると、
意外と20GBまですぐ達してしまうのではないかと感じます。
契約、サポートはネットのみ
ahamoの契約はネットでのみ受け付け、サポートもネットでの対応のみになります。
今までdocomoを使っていた人は、店舗に行けば、サポートが簡単に受けられるというメリットがありましたが、ahamoはありません。
ahamoは、若者をターゲット層にしているので、
「みんなググって、それでも分からなかったらチャットでね〜」ということです。
ネットが苦手だなぁという人にはデメリットですね。
楽天モバイルのメリット
続いて楽天モバイルのメリットを見ていきます。
プラン料金1年無料
楽天モバイルの今の強みはプラン料金1年無料!
なんといってもこれです!
月額2,980円が1年無料ということは、年間35,760円も節約できるんです。
途中でやめたくなっても違約金もないので、とりあえず申し込むのも全然ありです。
※私のおすすめするアハモ→楽天モバイルに乗り換える方法だと、プラン料金1年無料は終了しているかもしれません。
1年無料よりも圏外になるほうを優先したほうがいいと思うので、こちらは諦めます。
「1年無料がいいよ~」という方は、デュアルsimスマホで利用することで圏外になるリスクが減るのでおすすめです。
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通話無料、データ通信使い放題
楽天モバイルは「Link」アプリを利用すると、通話料無料です。
ahamoは、5分以内なら無料ですが、超えると30秒ごとに20円かかるので、楽天モバイルのほうが良いですね。
「Link」アプリでの通話品質が悪いという声もありますが、実用的には全く問題ありません。
私が使っている範囲では、声が聞こえないことや、通話途中でアプリが落ちちゃうなんてこともありません。
データ通信も、楽天モバイルは楽天回線接続時は無制限、ahamoは20GBまでです。
パートナー回線に接続時は月5GBの制限がかかりますが、基地局整備とともに楽天回線に接続されていくので、時間の問題です。
楽天回線が整備された時には、データ通信無制限を利用して家のWifiとして利用することも可能です。
となると家のすべてのネット料金が2,980円で済むので、かなり節約になりますよ。
ahamoの20GBは外出時だけなら持つかなと思いますが、家でのネットも兼ねるとなると足りないでしょう。
店舗で契約できる
楽天モバイルは店舗で契約することも可能です。
ネットだけで契約するのは不安だなぁという方は、店舗で店員さんに手続きしてもらえるメリットがあります。
楽天モバイルのデメリット
デメリットも見ていきましょう。
圏外の場所がでてくる
楽天モバイルの1番の問題が、圏外の場所があるという、通信品質の問題です。
楽天モバイルは楽天回線の基地局を整備してる最中なので、楽天回線エリアにいるのに、パートナー回線につながることも多いです。
まだ基地局が全然足りないのでしょうがないのですが、頼りのパートナー回線も順次終了していく予定です。
すでに東京都、大阪府、奈良県の一部では終了していて、圏外になってしまう場所がでてきています。
携帯持ってる意味って、どこでも電話やネットを使えることだと思うのですが、圏外になってしまうと無用の長物ですよね。
写真はとれますが、あまり意味が無いですよね。
まとめ
ahamoは2,980円で20GBも利用できる素晴らしいプランです。
楽天モバイルも2,980円ですが通信品質の問題があります。しかし、データ通信無制限を利用できるようになれば、家庭のネット料金が格安に抑えられる可能性があります。
まずはahamoを契約して、楽天モバイルの通信品質が改善されたら楽天モバイルに乗り換え、格安にネットを利用していくのがおすすめです。