エンジンスターターを取り付けたいけど、初心者でも取り付けられるかな?
という疑問に答えます。
結論、初心者の私でも3時間ほどでエンジンスターターの取り付けが出来たので、誰でもできます!
エンジンスターターの取り付けと聞くとちょっと躊躇しちゃいますよね。分かります、エンジン関係をいじるのは何かあったらどうしようとおもって踏み出せないんですよね。
私も少しばかり高くても工賃を払ってカー用品店でつけてもらおうかと思いましたが、思い切って自分でやってみると、簡単!ほんと簡単です!
カーナビを自分でつけられる人なら超簡単、知識無い方もペンチを使えれば作業できます。(かなり強く圧着するので)
それでは取り付け方を解説していきます。
この記事で分かること
- エンジンスターターの取り付け方
- エンジンスターターは初心者でも取り付けられるか
エンジンスターターの取付け方
今回エンジンスターターを取り付ける車は、スズキのスペーシア(MK42S)です。
取り付けるエンジンスターターは、カーメイトのTE-W72SZ。
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TE-W72SZは専用ハーネスがセットになっているので、これだけで取り付け出来ます。
※エンジンスターターのリモコンでドアロックやハザードを利用したいときは、別途配線の購入が必要になります。
さらにスペアキーが必要ないのも大きなメリットです。
エンジンスターターを利用する時には、イモビライザーを解除するのにスペアキーを取り付ける必要がある機種が多いのですが、
TE-W72SZはIDを記憶して解除するので、必要ありません。
車種適合情報に「オートドアロック機能搭載車は施錠が解除されてしまうので取付できません。」という注意がありましたが、(ユピテルかも)
スペーシア(MK42S)では、車の設定画面でオートドアロックの解除が出来るので、エンジンスターターを使った際にドアの施錠が解除されることはありません。
初期設定ではオートドアロック→車速連動、オートドアアンロック→シフトレバー連動になっているので、設定を変更しましょう。
設定を変更する事で、エンジンスターターで始動してもドアのロックが開かないので、防犯上も問題ありません。
イモビライザーとは
車と鍵のIDを照合して、一致した時だけエンジンをかけることが出来る仕組みのことです。
準備するもの
エンジンスターターの付属品は以下の通りです。
- エンジンスターター本体(メインユニット)
- イモビ付車対応アダプター
- 専用ハーネス
- イモビライザー接続コード
- メインユニット接続コード
- ワンタッチコネクター(エレクトロタップ)
- リモコン
- L端子検出コード(今回は使いません)
以上が同封されています。
ハンドル下のパネルを外す
はじめにハンドル下のパネルを外しましょう。ETCのくっついているパネルです。
このパネルは引っ張れば外れます。内装はがしなどを利用しても可です。
外したら画像のようになります。
専用ハーネスの取り付け
まず専用ハーネスを接続していきます。
専用ハーネスを接続するコネクタの場所は、運転席のアクセルペダルの右側にあります。
専用ハーネスの接続箇所は3箇所です。
- スターター制御コード
- 1Pカプラー
- 4Pカプラー
スターター制御コード(紫)の接続
画像内赤〇の黒いレバー付きコネクタを外します。
黒いレバーの下側にロック解除のつまみがあるので、解除しながら引き上げます。
すると画像のようになるので、黒いレバーが付いている白いコネクタごと引き抜きます。
左右にずらしながら引っ張ると簡単に抜けると思います。
私は黒いレバーを取り外した後に白いコネクタを外すと思い込んで、黒いレバーが割れました(笑)
次に黒いレバーを白いコネクタの形に合わせて、黒いレバーを外します。
白いコネクタの赤〇の部分をマイナスドライバーで少し浮かします。
次に専用ハーネスのスターター制御コード(紫)を青〇の場所に接続します。
しっかりと奥にささる向きがあるので、奥まで刺さったら赤〇部分を戻してロックします。
後は黒いレバーを取り付け、元の場所に接続しなおします。
1Pカプラー、4Pカプラー接続
次に専用ハーネスの1Pカプラーと4Pカプラーを接続していきます。
画像左側の〇が1Pカプラー、右側の〇が4Pカプラーです。爪を抑えながら引き抜きましょう。
私は1Pカプラーがかなり固く、取り外すのに苦労しました。最後は気合で引き抜きました。
コチラが専用ハーネスの画像です。1Pカプラーと4Pカプラーが2つずつあると思います。
1Pカプラーを抜いた場所に専用ハーネスの1Pカプラーを、4Pカプラーを抜いた場所に4Pカプラーを接続します。
そうすると専用ハーネスのカプラーがそれぞれ1つずつ残り、それぞれを先ほど抜いたカプラーに接続します。
私はつながないでいいのかなと思い、エンジンがかかりませんでした。
フットブレーキ配線接続
続いてフットブレーキに繋がっているカプラーに配線します。
フットブレーキの上部に4P白色カプラーがあります。
カプラーの黄色コードにフットブレーキ検出コード(紫)をエレクトロタップで接続します。
これで専用ハーネスは接続完了です。
イモビライザー接続コードの取り付け
イモビライザー接続コードを取り付けていきます。
エレクトロタップで取り付けていきます。接続不良に注意です。
OBD2にCAN通信コードを接続
続いてOBD2にCAN通信コード2本(赤、白)を接続します。
スペーシアのOBD2はパーキングブレーキの上あたりにあります。
図のように、CANコード(赤)をOBD2コネクターの赤コードに、CANコード(白)を白のコードにそれぞれエレクトロタップで接続します。
OBD2に赤の配線は1本しかないので、隣り合っている白い配線にもう1本を接続したらOKです。
エレクトロタップで接続するときは、ペンチやプライヤーなどで圧着しましょう。これでもかというくらい圧着しないと私のように接触不良でエンジンがかからないことになります。
スタートスイッチ配線接続
エンジンスタートスイッチに配線します。
エンジンSWコード(紫)を茶色コードに、エンジンSWコード(緑)を赤コードに、それぞれエレクトロタップで接続します。
メインユニット接続コード、専用ハーネス、アースを接続する
メインユニット接続コードをイモビ付車対応アダプターとメインユニットを接続。
専用ハーネスとメインユニットを接続し、アースを接続します。
設定をしましょう
イモビ付車対応アダプターを設定します。
イモビ付車対応アダプター設定方法
- 全ての配線が完了している状態で、イモビ付車対応アダプターの赤色LEDが点灯していることを確認する。
- 車両のイグニッションをオンにして、イモビライザーデータを読み込む。読み込みが完了するとLEDが緑色になる。
これで完了です。
エンジンスターターのリモコンでエンジンをかけることが出来るはずです。
もしLEDが緑にならない場合は、OBD2に接続した配線の接触不良が考えられます。
エレクトロタップを圧着しなおしましょう。
リモコンに"エラー2"が表示される場合はフットブレーキ配線の接触不良、
セルは回るがエンジンがかからないときは、エンジンスイッチ配線の接触不良の可能性が高いので、
エレクトロタップを圧着してください!
エンジンスターターの取り付けは初心者でも簡単!
エンジンスターターの取り付けは思ったより簡単でした。
私がつまづいたのは、1Pカプラーが固くて外れなかったところと、黒いレバー付きコネクタを外すときです。
また、エレクトロタップで接続した箇所はすべて接触不良を起こしていました。
エレクトロタップはこれでもかというくらい圧着しましょう!一番大事です!
カプラーが固いのはしょうがないですが、黒いレバー付きコネクタは説明書をよく読んでいれば簡単だったはず。
もっと手際のよい方なら1時間ほどで作業は終了できそうです。
エンジンスターターはネットでの購入がおすすめ
エンジンスターターの入手方法は主に以下の通りです。
- ディーラー(純正品)
- カー用品店
- ネット
ディーラーは純正品を入手できますが、非常に高価ですね。
カー用品店ではエンジンスターター購入と取付を一緒にしてもらえるメリットがあります。ネットで購入した商品だと取付してくれないお店がほとんどなので、取り付けて貰いたい場合はお店で買う必要があります。
ネットだとカー用品店より割安で購入できます。また、メルカリなどで購入することでさらに安く購入できる可能性があります。この記事をご覧になって自分でつける!と思った方はネットで購入したほうが絶対いいです!
まとめ
エンジンスターターの取り付けは初心者でも簡単にできました。
自分で取り付けられそうな方はネットで購入したほうが安く済みます。
多少カプラーが外れずらかったり、接触不良があるかもしれません、そういう場合はカーメイトさんにお問い合わせするとすごく丁寧にご返答いただけます。
私も4回ほど問い合わせましたが、その都度丁寧に説明してくれて、とても助かりました。ありがとうございました!
カーメイトお問い合わせ電話番号
電話番号:03-5926-1255
営業時間:10:00~17:00(土日祝休/夏期・年末年始休業)