最近デュアルシムってよく聞くけどなんだろう。
このような疑問にお答えします。
最近デュアルシムってよく聞くようになりましたよね。
でもどういったものかよくわからないですよね。
デュアルシムは現代のスマホがないと生きていけない世の中では重要なものです。
詳しく解説するので読んでみてくださいね!
この記事を書いた人
☑格安SIM歴10年
☑使用したスマホ会社10社
☑車でYouTubeを見るために通信速度の速いWifiを格安で利用できる策を常に考えて発信しています。
この記事で分かること
- デュアルシムとは何か
- デュアルシムのメリット、デメリット
それではいきましょ
デュアルシムとは
デュアルシムとは、デュアル(2重の)SIMという言葉通り、スマホにSIMを2つ入れて使うことが出来る機能をもつスマホの事です。
つまり2つの回線を契約して1台のスマホで利用する方法です。
SIMとは
携帯利用者に関する情報が入っていて、電話番号と結びつけることで通話やデータ通信をすることができる。
デュアルシムの種類
デュアルシムには4つの種類があります。
- DSSS(デュアルシムシングルスタンバイ)
- DSDS(デュアルシムデュアルスタンバイ)
- DSDV(デュアルシムデュアルVoLTE)
- DSDA(デュアルシムデュアルアクティブ)
種類 | DSSS | DSDS | DSDV | DSDA |
通話の同時待ち受け | × | 〇(3G+4G) | 〇(4G+4G) | 〇 |
SIMの切り替え | 手動 | 自動 | 自動 | 自動 |
通話中のデータ通信 | × | × | × | 〇 |
DSSS(デュアルシムシングルスタンバイ)
DSSSは2つのSIMを使うことが出来ますが、同時に通話の待ち受けをすることが出来ません。手動で切り替える必要があるため、少々面倒です。
DSDS(デュアルシムデュアルスタンバイ)
DSDSは2つのSIMの電話番号で同時に通話の待ち受けをすることが出来ます。(3G+4G) 通話を開始した後はもう片方のSIMはデータ通信が出来なくなります。
DSDV(デュアルシムデュアルVoLTE)
DSDVは2つのSIMの電話番号で同時に4G+4Gで待ち受けをすることが出来ます。通話開始後はもう片方のSIMはデータ通信が出来なくなります。
DSDA(デュアルシムデュアルアクティブ)
DSDAは2つのSIMでの同時待ち受けが可能なうえ、通話中でももう片方のSIMでデータ通信が可能です。しかし、対応機種があまりありません。
デュアルシムの選び方
デュアルシムの種類として上記4つを挙げましたが、基本的にDSDV対応のスマホを選んでおけば間違いありません。
DSSSのスマホだと2つのSIMを入れてもどちらかは圏外になってしまい、SIMの切り替えが手動という点でもおすすめ出来ません。
DSDSでも良いのですが、データ通信が3G+4Gになることで、au系のSIMを使う際にデータ通信が出来ない場合があるので、できればDSDVが良いです。
DSDAは対応機種が少ないため、除外です。
デュアルシムの注意点
DSDV対応のスマホを利用する際の注意点をいくつか挙げておきます。
- 2つのSIMを通話用、データ通信用に分けている場合は、通話中にデータ通信が利用できない
- 2つのSIMで通話とデータ通信を同じSIMにしている場合は通話中でもデータ通信できる
2つのSIMを通話用、データ通信用に分けている場合は、通話中にデータ通信が利用できない
SIMを通話用とデータ通信用に分けている場合、通話中にデータ通信をすることが出来なくなります。
つまり、電話しながらネットで調べ物ということが出来ません。
これは通話用SIMが有効になり、データ通信用のSIMが無効になってしまう仕様の為です。
iPhoneなど一部のスマホでは通話が始まると自動でデータ通信を通話用SIMに切り替えることのできる機能もありますが基本的に通話中はネットが使えないと考えておいたほうが良いでしょう。
2つのSIMで通話とデータ通信を同じSIMにしている場合は通話中でもデータ通信できる
SIMを2つ入れていても通話とデータ通信を同じSIMに設定している場合は通話中もデータ通信が可能です。
デュアルシムはDSDV対応スマホがおすすめ
iPhoneはXR以降の機種でDSDVに対応しています。
- iPhone14(esim+esim)
- iPhone SE(第3世代)(esim+esim)
- iPhone 13(esim+esim)
- iPhone 12(物理sim+esim)
- iPhone 11(物理sim+esim)
- iPhone XS(物理sim+esim)
- iPhone XR(物理sim+esim)
デュアルシムのメリット、デメリット
ここからはデュアルシムのメリットとデメリットを解説します。
メリット
- 片方のSIMが圏外になってももう片方でスマホを使うことが出来る
- 仕事とプライベートで電話番号を分けることが出来る
- 組み合わせによってはお得になる
片方のSIMが圏外になってももう片方でスマホを使うことが出来る
SIMを2つあるので、片方が圏外になってももう片方のSIMでスマホを使うことが出来ます。
最近は大手キャリアの通信障害が話題になりましたが、ドコモとauなど、違うキャリアのSIMを使う事で通信障害時の保険になります。
今やスマホがないと何もできないですよね?デュアルシムを使う事で、スマホが使えないという最悪の事態を回避することが出来るようになります。
仕事とプライベートで電話番号を分けることが出来る
SIMを2つ使うという事は2つの電話番号を取得する事になります。
そのため、仕事とプライベートで電話番号を分けたい方はスマホの2台持ちをすることなく、1台で利用できるようになります。
組み合わせによってはお得になる
2つのSIMの組み合わせ次第では1つのSIMでの利用より料金がお得になることもあります。
例えば、通話用とデータ通信用にSIMをわけることで、通話用のSIMは最低限のデータ容量のプラン、データ通信用のSIMは格安SIMなどで安くするなんてことが出来ます。
デメリット
- 2つのSIMの料金がかかる
- eSIMの場合は機種変更が面倒
2つのSIMの料金がかかる
先ほどSIMの組み合わせ次第では料金が安くなるとお話ししましたが、場合によっては高くついてしまう事もあります。
しっかりと2つのSIMの利用用途を決め、組み合わせを考える必要があります。
eSIMの場合は機種変更が面倒
iPhoneなどはSIMカードを2枚入れることが出来ないので、片方はeSIMを利用してデュアルシム運用をすることになります。
SIMカードであれば機種変更をしてもSIMカードを入れ替えるだけで済みますが、eSIMだと、スマホ会社に申請などの手続きが発生します。
デュアルシムの使い方
android
まず設定を開きネットワークとインターネットにいきます。
SIMカードの開通手続きが完了していればアンテナが立っているはずです。
SIMカード番号のところを選択すると個別にSIMの設定が出来ます。
SIMを使用をONにするだけでデュアルシムで利用することが出来るようになりました。
データ通信や通話をどちらのSIMで行うかの設定をすれば完了です。
通話は発信時に毎回確認するように設定する事も可能です。
デュアルシムで使うおすすめのSIM組み合わせ
私はデュアルシムで利用する場合は楽天モバイルと組み合わせることでデータ通信無制限、通話もし放題の最強スマホができると考えているため、楽天モバイルと組み合わせて使えるSIMをご紹介します。
LINEMO
LINEMOの特徴
- LINEギガフリーでLINEでの通話、メッセージ送信でギガ数が減らない
- ソフトバンク回線なので、高品質で高速に通信できる
- 通話もLINEも出来るので、すぐにSIMを切り替えて使える
プラン名 | ミニプラン |
データ容量 | 3GB |
月額料金 | 990円(税込) |
対応SIM | 物理SIM、esim |
LINEギガフリーでLINEでの通話、メッセージ送信でギガ数が減らない
LINEMOはLINEギガフリーというLINEを使ってもデータ通信がかからないという特徴があります。
これならLINEを使って通話やメッセージを送っても通信量はかかりませんし、3GBのデータ容量がありますので、ウェブ検索やキャッシュレス決済も問題なく行えます。
ソフトバンク回線なので、高品質で高速に通信できる
LINEMOはソフトバンクの格安ブランドです。ソフトバンクの回線を使用しているため、高品質で、高速に通信できます。
楽天モバイルが圏外であってもLINEMOは使える場面は多いと思います。
すぐにSIMを切り替えて使える
LINEMOのミニプランは3GBのデータ容量が付いています。
そのため、楽天モバイルが圏外になってもスマホの設定をLINEMOに切り替えるだけでLINEMOを利用してデータ通信を行うことが出来ます。
キャッシュレス決済のときに楽天モバイルが圏外になってしまっても、すぐにLINEMOに切り替えて決済できるので、レジに並んでいる人に迷惑をかけずに済みます。
楽天モバイルと組み合わせて使えるSIMはこちらの記事もご参照ください。
まとめ
デュアルシムとは
デュアルシムとは、デュアル(2重の)SIMという言葉通り、スマホにSIMを2つ入れて使うことが出来る機能をもつスマホの事です。
デュアルシムの種類
- DSSS(デュアルシムシングルスタンバイ)
- DSDS(デュアルシムデュアルスタンバイ)
- DSDV(デュアルシムデュアルVoLTE)
- DSDA(デュアルシムデュアルアクティブ)
DSDV対応のスマホがおすすめ!