こんにちは!最近車に乗る機会が増えたペーパードライバーの妻。
運転にもなれてきて、いろんなところにお出かけしたくなりますよね。
でも、不意に分からないことが出てきたりしませんか?
私の妻は、車内のマークがわからないらしいみたいです。
先日、ウォッシャー液を出そうとマークを頼りにやってみたら
妻「フロントガラスのウォッシャー液は・・・これかな?・・・えい!」
リヤワイパー「フキフキ♪」
妻「ちがった・・・」
こんなことになったそうです。
そこで今回は、車内のマークの意味を一覧で解説します。
記事を読むことで分かること
- メーター内で点灯したマークの意味と対処法が分かる
- 車内のマークの意味が分かる
緊急時に役立つと思います。
メーター編
運転席のメーター内のマークで気を付けなくてはならないのは、色です。
マークの色がオレンジは注意、
赤は緊急です。すぐに確認しましょう。
サイドブレーキ
マーク | 原因 |
・サイドブレーキを解除していない ・ブレーキオイルが減っている |
!(ビックリマーク)はブレーキの不具合を示しています。
一番多いのはサイドブレーキ(パーキングブレーキ)を解除し忘れているときです。サイドブレーキがかかっていてもアクセルを踏めば進むので、初心者には気づきずらいですね。
走行中にこのマークを確認したら、サイドブレーキを見てみましょう。
そして、ブレーキオイルが減った時にも点灯します。
ブレーキオイルはその名の通りブレーキをかける際に使用しているオイルで、普通減ったりしません。なので、ホースなどが劣化して漏れている可能性があります。
ブレーキをかけることが出来ず、事故につながってしまう恐れがあるので、早急に修理工場に持っていきましょう。
油圧警告灯
マーク | 意味 |
・エンジンオイルが減っている(エンジンオイル漏れ) ・エンジンオイルポンプの故障 |
エンジンオイル関係に異常があると点灯する油圧警告灯。
エンジンオイルの量が減ったり、油圧の低下、ポンプの故障が主な原因です。
エンジンオイルの量が減ると、エンジン内部に充分オイルが潤滑せず、焼き付きなどエンジン故障の原因になってしまいます。
油圧警告灯が点灯したら、車を止めて、エンジンを切りましょう。そして、整備工場に連絡しましょう。
エンジンオイルの量を確認して、不足していたら足せば大丈夫という記事も見ますが、
そもそも減っている原因が分かってない状態でオイルを足しても、その場しのぎにしかなりません。
整備工場、またはディーラーで確認してもらったほうが安心できますよ。
パワーステアリング警告灯
マーク | 意味 |
・パワーステアリングフルードが減っている ・パワーステアリングポンプの故障 |
パワーステアリング警告灯は、ハンドルをつかさどるパワーステアリングに異常がある時に点灯します。
車は軽自動車でも1トンほどある超重量物ですが、片手でハンドルを操作することが出来るほど軽いですよね。
それはパワーステアリング(通称パワステ)がハンドルの操作を補助しているからです。
つまり、パワステが故障すると、ハンドルがえげつなく重たくなって、操縦不能になる可能性があるのです。
パワーステアリング警告灯点灯の原因は、パワーステアリングのフルード(オイル)が減っている、またはポンプの故障です。
パワーステアリングフルードを補充できればとりあえず大丈夫ですが、手元にある人は恐らくいないはず。
整備工場、ディーラーに見てもらいましょう。
エンジン警告灯
マーク | 意味 |
・エンジン制御系にトラブルがある |
エンジン警告灯の点灯は、エンジン関連のいろいろな状況で点灯します。
黄色に点灯した場合は早めに、赤色に点灯した場合はすぐにディーラーに連絡してください。
エンジンには様々な部品が取り付けられていて、それらの部品はセンサーが取り付けられており、コンピューターですべてを制御しています。
なので、私たちが原因を探すのは困難です。
ディーラーに連絡して指示を仰ぐのが得策です。
水温警告灯
マーク | 意味 |
・オーバーヒートしている |
エンジンがオーバーヒートを起こしている時に赤く点灯します。
ただちに停車して、エンジンを冷ましましょう。
車から降りて、エンジンルームを覗いてみましょう。
その時に緑やピンクの液体が漏れているようならエンジン停止、見当たらなければエンジンをかけたままボンネットを開けて冷まします。
オーバーヒートとはエンジンが冷却できず、異常な高温になっている状態で、そのまま走行すると、エンジンが故障します。
エンジンは通常、高温になりすぎないように冷却水とエンジンオイルで冷やされています。
しかし、冷却水がもれたり、ポンプの故障、エンジンオイルの減少などで、正常に冷却できないと水温警告灯が点灯します。
ロードサービスに連絡して、整備工場かディーラーに持っていきましょう。
充電警告灯
マーク | 意味 |
・バッテリーが充電できない ・オルタネーターの故障 |
充電警告灯は、バッテリーが正常に充電できない時(充電系統のトラブル)に点灯します。
オルタネーターという部品が故障してる可能性が高いです。
あせって車を停める必要はありませんが、バッテリーが充電できないと走行不能になってしまうので、早めにディーラーへ持ち込みましょう。
ABS警告灯
マーク | 意味 |
・ABS(アンチロックブレーキシステム)の故障 |
ABS警告灯は、ABSに不具合がある場合に点灯します。
ABSが効かない可能性があるので、早めにディーラーに見て貰いましょう。
メモ
ABSとはアンチロックブレーキシステムのことで、急ブレーキをかけた際など、ブレーキを強く踏み込むとタイヤはロックされた状態になってしまいます。
車はまだ走っている状態なので、スケートリンクの上を走っているようになり、制御が効かなくなります。
ABSはブレーキがロックされないようにコンピューターで制御して、車を操作できるようにサポートする機能です。
燃料残量警告灯
マーク | 意味 |
・燃料切れ |
燃料残量警告灯は、燃料が無くなりそうになると点灯します。
燃料残量警告灯が点灯すると、燃料計の目盛りは恐らく0です。しかし、一般的にまだ50キロほどは走れると思うので、最寄りのガソリンスタンドで給油しましょう。
シートベルト警告灯
マーク | 意味 |
・シートベルトが外れている |
シートベルト警告灯は文字通り、シートベルトが外れていると点灯します。
シートベルトを装着すると消えますが、消えない場合は故障が考えられるので、ディーラーに持っていきましょう。
SRSエアバック警告灯
マーク | 意味 |
・エアバック系統の故障 |
SRSエアバック警告灯は、エアバックに異常がある時に点灯します。
また、カーナビなど電装品を多く利用している場合に電力不足で点灯することもあります。
万が一の際にエアバックが出てこないと大けがをしかねませんので、ディーラーに見て貰いましょう。
トランスミッション警告灯
マーク | 意味 |
・トランスミッションの故障 |
トランスミッション警告灯は、トランスミッションに異常がある時に点灯します。
トランスミッションが故障すると、変速できなくなり事故につながりかねません。
ディーラーに早めに持ち込み、点検してもらいましょう。
メモ
トランスミッションとは、エンジンで作った動力をタイヤに伝える装置です。
上り坂などパワーが必要な時は低速ギアを、高速道路などで速く走りたいときは高速のギアに変速することで、必要な動力に変換しているのがトランスミッションです。
イモビライザー警告灯
マーク | 意味 |
・イモビライザーシステムの故障 ・電子キーの故障または電池切れ |
イモビライザー警告灯が点灯しているとエンジンがかからない可能性があります。
メモ
イモビライザーとは、登録された鍵以外でエンジンが始動できない、盗難防止装置の事です。
エンジンがかかればとりあえず大丈夫ですが、かからない場合は電子キーの電池切れが考えられるので、車の説明書を参考に交換してみてください。
それでもダメならディーラーに連絡を。
半ドア警告灯
マーク | 意味 |
・ドアが閉まりきっていない |
半ドア警告灯は、ドアが閉まりきっていない時に点灯します。
半ドアだと走行中にドアが開いてしまう危険があるので、車を安全な場所に停めて、ドアを閉めなおしましょう。
ライト点灯表示灯
マーク | 意味 |
・ライト点灯中 |
ライトが点灯している時に点灯します。
昼間トンネルを抜けた後など、ヘッドライトがついたままの状態の時もあるので、点灯していたら確認を。
ハイビーム表示灯
マーク | 意味 |
・ヘッドライトが上向きになっている |
ハイビーム表示灯は、ヘッドライトがハイビーム(上向き)になっている時に青く点灯します。
ハイビームを消し忘れると対向車がまぶしく、運転に支障をきたす恐れがあります。
不意にハイビームになっていることもあるので、ハイビーム表示灯を確認したら、すぐに元のポジションに戻しましょう。
方向指示器表示灯
マーク | 意味 |
・方向指示器(ウインカー)が点灯している |
方向指示器が点灯している時に点灯します。
ESP作動表示灯
マーク | 意味 |
・ESPが作動した |
ESPとは、車が横滑りしそうな時にエンジンとブレーキを制御して、横滑りを防止する機能です。
ずっと点灯していたり、点滅している場合は不具合が考えられるので、ディーラーに確認してください。
低水温表示灯
マーク | 意味 |
・冷却水の温度が低い |
エンジンの冷却水が低いときに点灯します。
エンジンをかけた直後は冷却水が温まっていないので、点灯するのが通常です。
ある程度時間がたっても消えない場合は、水温計の故障、サーモスタットの故障が考えられます。
プッシュ表示灯
マーク | 意味 |
・エンジン始動の準備OK |
プッシュスタート式の車で、ブレーキを踏み、エンジン始動の準備が出来ると点灯します。
この状態でエンジンスタートボタンを押すとエンジンが始動します。
ACC表示灯
マーク | 意味 |
・キーがACC(アクセサリー)状態にある |
エンジンキーがACC(アクセサリー)の状態にある時に点灯します。
ACC状態では、オーディオやナビなどの電装機器が操作できます。
IG ON表示灯
マーク | 意味 |
・キーがイグニッションオン状態にある |
エンジンキーがイグニッションオンの状態にある時に点灯します。
イグニッションオンの状態を長時間続けるとバッテリーが上がってしまうので、切り忘れないようにしましょう。
アイドリングストップ表示灯
マーク | 意味 |
・アイドリングストップの準備ができている |
アイドリングストップの準備ができている状態の時に点灯します。
アイドリングストップの条件が整うと、エンジンが一時停止します。
エアコン編
エアコンも車の運転になれないと、どう操作していいか分からないですよね。
基本的にオートエアコンを作動しておけば、自動で適切な状態を保ってくれますが、
エアコンの送風口などを変えたい場合はマークを見ながら操作しましょう。
マーク | 意味 |
・エアコンを上半身に送風 |
エアコンを上半身に送風します。冷房などは上半身向けで利用すると早く冷えます。
マーク | 意味 |
・エアコンを上半身と足元に送風 |
エアコンを上半身と足元に送風します。送風が二手に分かれるので送風力が低下します。
マーク | 意味 |
・エアコンを足元に送風 |
エアコンを足元に送風します。冬場など暖房を使うときは足元に送風して早く温めましょう。
マーク | 意味 |
・エアコンを足元とフロントガラスに送風 |
エアコンを足元とフロントガラスに送風します。フロントガラスの曇りを除去しながら足元を温めたいときに重宝します。
マーク | 意味 |
・フロントガラスの曇りを除去 |
フロントガラスの曇りを除去します。フロントガラスに送風され、A/Cがオンになります。外気を導入するとさらに早く曇りを除去できます。
マーク | 意味 |
・リヤガラスの曇りを除去 |
リヤガラスの曇りを除去します。リヤガラスに張られた電熱線を利用します。
マーク | 意味 |
・外気を室内に取り入れる |
室内に外気を取り入れます。
マーク | 意味 |
・内気を循環させ、外気を室内に取り入れない |
車内に外気を取り入れません。トンネルの中や冷房利用時に利用します。
マーク | 意味 |
・エアコンディショナーを作動させる |
エアコンディショナーを作動させます。
ワイパー編
ワイパーはマークをよく見ると使い方が分かります。
マーク | 意味 |
・フロントガラスのワイパーを作動させる |
扇形はフロントガラスを表しています。フロントガラスってなんとなく扇形じゃないですか?
扇形にワイパーの図とPULLで、レバーを引く(PULL)でフロントガラスのワイパーが作動し、ウォッシャー液がでます。
マーク | 意味 |
・リヤワイパーを作動させる |
長方形はリヤガラスを表しています。
長方形にワイパーでリヤガラスのワイパーが作動し、ウォッシャー液がでます。
まとめ
これなんのマークかな?と思ったら確認してみてください。
メーター内で赤く点灯していたら今すぐ!
黄色く点灯していたら早めに!
それ以外のマークの意味が分からなくなったら、この記事や車の説明書、ディーラーにお問い合わせください。